朝日ソノラマは9月で店じまいするらしい

http://www.asahisonorama.co.jp/hp/whatsnew/readers.html

百鬼夜行』『雨柳堂夢咄』あたりは安泰っぽいのでよかった。しかし『栞と紙魚子』は人気作だったのか……。ラノベがこんなにはやってんのに、その草分けである朝日ソノラマ文庫を擁する出版社が店じまいしてしまうのは時代の流れなんですかねえ。そもそもラノベの位相が変わってんだからしょうがないのかな。SFテイストのラノベって、SF色を前に打ち出すととたん売れなくなるので、なるべくSFテイストを隠して販売するなんて話を5年ほど前にちらと聞いたこともあるし(だからクレギオンなんて直球のラノベもハヤカワJAで再刊されることになったのだろうか?)。

ミリオタ的には今は亡き朝日ソノラマ航空戦史シリーズの版権管理がどうなるか、ちと気になる。まあ、ある程度部数が見込めそうなものは既に学研と光人社NF文庫に回っているわけですが、どっちも安心感のある版元じゃないしなあ。渡辺洋二の本みたいに、一部文春が保護すればいいのにと思う。あと翻訳ものはきっともうだめに違いない……。

ニュース来た

飯田社長は「時代の流れに抗しきれず決断した。今は書籍にCDやDVDが付く時代だが、先駆的役割を果たしたのがソノシート付き雑誌だったと思う」と話した

毎日新聞 - <出版社>朝日ソノラマが解散

いや、その進化には断絶があると思うぞ。