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誰もおたくの老後は知らないのか。

そもそも第一世代と呼ばれるおたくであってもたかだか50歳くらい(ちなみに岡田斗司夫氏&唐沢俊一氏&大塚英志氏は今年49歳。元コミケット代表の米沢嘉博氏は享年53)という現状を考えると、誰もおたくの老後は知らないのです。果たして食うや食わずでおたく物件を買い集め続けると、どうなるのでしょうか。少なくとも、早起きして漁に出たり野菜を作ったりしている人達に比べたらとても長生き出来そうにありません。

http://d.hatena.ne.jp/Maybe-na/20070708/1183875301

鉄の人っていうのは、たぶん鉄道の発明とともに存在したと思うので、日本でも第1世代は明治期の人だったのではないかと思う。車や飛行機のエンスーとか、カメラやオーディオのマニアの先駆者たちも、たぶん鬼籍に入っているのではないか。

さてでは、軍艦オタはどうだろうと考えてみると、軍艦オタの極北のようなフレッド・T・ジェーン国会議員まで上り詰め、いまから80年位前に死んだ。まあそこまで行かなくても、(ここいら辺でもちらりと書いたが)『世界の艦船』の「読者交歓室」あたりに時折投稿される常連投稿者の訃報などを見るだに、ある程度、「オタクの老後」を実感を持って想像することができる。

ではなぜ、これらの例から「狭義のおたく」の老後が想像されないのだろうか。これはどうも「おたく」が常に「非モテ」的なイメージと不可分であったことと関係があるような気がする。非モテのイメージを広げるとたぶん「非婚」に行き着くのではと思うのだが、「趣味人」という言葉にはあまりそういうイメージはない。「エンスー」にもない。「マニア」には割りとあるが「おたく」ほどの濃度ではないような気がする。そのイメージが、おたくの老後像を彩っている、ような気がする。

しかし、おたくという言葉がある前から、趣味の冥府魔道に落ちて家産を傾けたり、孤独のうちに死んでいったり、命を削っていたと思うんだよなあ。

そういう人々と「おたく」の間に断絶はあるんだろうか。