遅いよう

防衛省海上幕僚監部は31日までに、海上自衛隊掃海艦艇の性能を強化するため、従来の木造より軽い繊維強化プラスチック(FRP)を使った建造の検討に入った。メーカー側に対し、大型FRP船の建造実績や建造能力に関する資料提供を求めている。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007013100049

海上自衛隊ニュースリリースで少なくとも11月頭の段階で国内造船各社にFRP船の建造能力について求めてますがな。まあ、暇ネタ扱いなんだろうなあ。あと、従来の掃海艇を上回るサイズで建造されたやえやま型掃海艦も全木造であることを考えると、材質変更のクリティカルな原因は、良材の確保と、木造船建造技術者の減少の方では無かろうか。ちなみに、諸外国の掃海艇の材質はFRP単板(ハント型、トリパルタイト型、レリチ型他)、FRPサンドイッチ(ランドソルト型ほか)あたりが主流で、海自同様の全木造はほとんど残っておらず、他には木骨FRPコーティング(アヴェンジャー型、ソーリャ型など)、非磁性鋼(ハーメルン型ほか)あたり。中には磁気機雷とガチ勝負(ROV先行させるからガチじゃないんだけど)の鋼製のものもあります(リヴァー型とか、ナチャ型とか)。まあ、こんなかならFRPだよな。