まさか元ネタがあったとは

1968年の病について
ハンモックでの昼寝中誤って転落、頭部を強打して意識不明の重体となった。2年の時をおき意識を取り戻したが、その頃には政権がカエターノの手に移っていたため、彼の側近や身の周りの人間たちは、彼にショックを与えないため、その執務室を病態に陥る以前と同じ状態に保全し、のみならず当時のポルトガルの動乱のことなどは一切記載されない偽の新聞を読ませ、サラザールが権力を喪失した落胆に見舞われないよう配慮した。サラザールはこの執務室で、何の影響力もない命令書を書き、偽新聞を読んで晩年を過ごした。甲斐あってサラザールポルトガルの混乱を知らないまま、幸福に世を去ったという。

サラザール - Wikipedia

なにこのリアル『グッバイ、レーニン! [DVD]』。まあ、サラザールはたぶん外部視察できないようにやんわりと軟禁されてたんだろうけれどもなあ。独裁者も独裁者なりに愛されていたんだなと思うとそれなりにいい話ではある。この嘘を突き通した優しい側近たちは、カーネーション革命をどのように迎えたのだろうか。