直接日本のこととは関係ないわけですが、概念的に言えば、将兵を失わないように無人機が様々な場面で行動して、その無人機は付随被害を少なくするために低威力の精密誘導兵器で敵対勢力の中枢(人あるいは施設)を狙い撃ちするわけですよね。これ、なんか従来の「戦争」という枠組ではピンとこない(世界に目を向ければ「泥臭い」内戦やっている国も多いわけだけれど)。「戦争は政治におけるとは異なる手段をもってする政治の継続に他ならない」とはあまりにも有名なクラウゼビッツの言葉ですが、RMARMAって喧しいけれども、本当に変わっているのは政治の方なんじゃないかと思えてしかたありません。この辺を鮮やかに読み解いてくれる教養ある軍事史学者はいないものか。