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地位協定の話

米兵の事件だから大きく報道するに決まってるだろ、このバカ - モジモジ君のブログ。みたいな。」を読んで思い出したこと。うろ覚えなので人名はぼかす。

1995年の沖縄少女暴行事件の際、テレビのワイドショーでも当然「日米地位協定」問題がたびたび取り上げられていた。そのなかで司会者が、日本語を流暢に話すあるアメリカ人コメンテーターに
「どうしてアメリカは地位協定の(運用見直しではなく)改定をそんなに嫌がるの?」
と聞いたところ、そのアメリカ人コメンテーターはこう答えた。
「日本との地位協定を改定するのはいいけれど、そうしたら他の国との地位協定も改定しなくちゃいけなくなる。米軍は中東の国にも多く駐留しているが、そんな国でアメリカ人をその国に引き渡したらどうなるかわからなくて不安だ。だから出来ない」(大意)
この発言はさすがに、即座に他のコメンテーターから「いやそのりくつはおかしい」「そういうことを言っては良くない」とそう突っ込みを受けていた。とはいえそれがアメリカ人の感覚としてはある程度一般的なのではないかと思う*1。件のコメンテーターだって、日本を良く知っているから日本を特別扱いしたが、日本を知らないアメリカ人には、日本もよく分からない、アメリカ人が不当な扱いを受けそうな国なのかもしれない。まあ、代用監獄とかあるっちゃあるしな。それが「システム不信」なのか、「人種差別的感情」に基づくものなのかは分からない。


……んでまあ、特に落ちはないのだが、根っこがアメリカ軍やアメリカ政府というレベルだけの問題ではなさそうなので地位協定見直しは難しいのだろうと、ちょっと絶望的な気持ちがあったりする。それだけ。

*1:統計的に調べたわけではないからそこ突っ込まないで!