そのうち全山焼き討ちとかに遭う

 内相は視察後、民放テレビに、「マドラサイスラム神学校)は、まさに要塞(ようさい)だった。もはや神学校とは呼べない」と語った。

 施設から自爆テロに用いる上着2着、対戦車ロケット砲、地雷などが押収された模様だ。上着の1着には、使用を試みた形跡があるという。突入した特殊部隊に自爆テロで抵抗した学生がいたとの情報もある。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070712i112.htm

id:strangeさんが

パキスタン学生運動がもりあがってるのかなーと思ったら武器とかもってるテロ組織だし。ニュースで「学生」っていうからたいへんだなあと思ってたけど、なんだテロリストじゃないですか。

学生運動鎮圧で学生が150人死んだ」と「テロ組織の拠点壊滅でテロリストが150人死んだ」では印象がまったくちがうなあ。
http://d.hatena.ne.jp/strange/20070712#p1

と書いているのをみて、その通りだと感じたのだけれど、「(神)学生」と呼ぶのも、「テロリスト」と呼ぶのも、いささか中立性を欠いているようにも思う。ので、これからは過度に武装したイスラム神学生を僧兵と呼ぶのはどうだろうかと思うしだい。イスラム神学校攻撃で僧兵が150人死んだ」だと、まあそういうこともあるかと思える……気がする。

なお、読売の上記記事に

 一方、突入作戦で10日に殺害されたモスク指導者アブドルラシッド・ガージ師に極めて近い人物は12日、本紙に対し、「マドラサ学生のうち約900人は、アフガニスタン内戦に参加し、戦死したムジャヒディン(イスラム戦士)の子どもたちだ」と語った。

などとも書いてあるので、例によって治安問題は社会保障問題という話か。

しかし、イスラム教国っていうのは国に何人かすごく権威のあるウラマーがいて、そういう人が政府と協力すれば、ファトワを出すことで、過激派メンバー切り崩しができるのではと思っていたのだけれど、そういう信仰形態でもなんだなあ。全部が単立社寺みたいなものなんだろうか。