実際には何が押収されたんだろうなあ

 接見した大峰仁、小池達哉の両弁護士によると、少年は事件の経緯を説明する中で本から受けた影響に言及したという。弁護士は「大手出版社から出され、ネット上で多くの書評が書かれている本で、特別な本ではない」と述べた。

 県警は少年の部屋から過去に起きた殺人事件を解説した本や、頭部を切断する場面が出てくる漫画を押収している。また、少年は調べに対して「グロテスクなものが好き」などと供述しており、福島地検は少年の精神状態を見極めるため、30日にも鑑定留置を請求する。

asahi.com:母殺害方法「漫画などから」 容疑の高3 - 社会
強調は引用者

これで押収された本が『三国志』とか『水滸伝』とかだったら笑うよな、という。こういう事件がある度に、というか、この手の事件で、「悪影響を与えた作品発見」報道が出るたびに、アレなコンテンツ規制を規制しようという話が出てくるわけですが、古典的名作にもナニな内容のものが多いですよね。そういうのは規制するという方向にはならないんでしょうか。『オイディプス』!きゃあ!!ハレンチ!!!!!みたいな。そこまでするんなら表現規制もありかなと思うんですよね、こう、ディストピア待望論的な意味で。