げんしけん(9) (アフタヌーンKC)読んだ

連載で読んでいたので今更感のある感想だけれど、終盤ではっきりと『究極超人あ〜る』との差異が出てきたなという感じがした。要するに『げんしけん』は体育会系マンガと近いんだよね。自分の好きなことのスキルを高めることで、成長したり自己実現を図ったりするという所が。そうでなければ、笹原は出版業界に就職しなかっただろうし、荻上も商業誌は目指さなかったんじゃないかなと思う。『あ〜る』のキャラにとって趣味とは価値観と業の問題だが、『げんしけん』ではそれがライフスタイルの問題になっているといえるのではないか。そこいらへん、斑目は知り合いが居なくなったら部室に来ないといっているが、『あ〜る』OB連が関係なく光画部にでばってくるところで分かりやすいコントラストになってるんじゃないかとも思った。