ミサイルが好き、とかになるとまた別の性的問題になってくるな

そんなわけで、オタクという言葉の意味が広すぎてよくわからなくなっているので誰か早く何とかするべきではないか。

と、「げんしけん」という漫画をこないだ漫画喫茶で読んで、思ったのです。コスプレとやおい、格ゲーとエロゲ、その他諸々、全部オタクじゃ何かと不便なんじゃないのと素朴に考えただけですのでどうかお許しください。

そうそう、軍事オタクとアニメオタクじゃ、入れ込むポイントがずれてる気がするんだよねー。軍事オタクは兵器の持つ説得力に惹かれている部分が、まあ半分くらいあると思うんだけれども(実感として)、その説得力、有り体に言って美しさというのは「美しくするために加工した美しさが、一切ない」(また安吾か!)ということに尽きると思う。その点、いろいろ付加することで完成度を高める萌えキャラのあり方とはずいぶん違うしー。などと思いながらボケーっと考えてみたが、最近妙に融合化が進んでいるという事実の前には何も言えないような気がしてきた。
『萌えよ!戦車学校』がプチヒットして『MC★あくしず』がやっぱりプチヒットで2冊目。そういう流れをどこで誰が見てたのか知らないがこんな代物(18歳以下の人は見てはいけません)まで出てくる始末で……。難しいのは

  • 性的欲求を伴うオタクとそうでないオタクは嗜好としてはっきり区別できうるが、その両方が一人の中に並立している
  • 性的欲求を伴うオタクとそうでないオタクは嗜好としてはっきり区別できない

のどっちなのか観測するのが非常に難しいからではなかろうか。上の「オタク」は「萌え」を代入してもよいかも。

あーわけわからん駄エントリですね。

あと話はずれてるようなそうでもないようなだが、ブックマークコメントで気になったのがあった。

[おたく][感性では賛成][理性では疑問]推定反論:一)体育会系社会では「性的嗜好」が雑談のネタとして一般的、二)鉄道趣味も理解できない人にとってはエロと同様に気持ち悪い(結局、何事も程度によるし、「程度」の尺度は人によって著しく異なる)

高校時代、体育会系の部活の合宿に『世界の艦船』を持っていって部屋でぱらぱら読んでいたら、先輩に「なあお前はそういうのみてオナニーしたりすんの?」と聞かれ、一瞬何を言われたかわからず「 ( ゚д゚)ポカーン」となったことがあったのを思い出した。これはまあ「理解できないものを理解するツールとしてエロを使おうとした」ということなんだろう。なんというか、他のマニア(的な熱狂を喚起する)ものに比べ、「萌え」といういうものが世間に浸透して、世間が理解した気になって様々なところで商売のタネになっている一因がうかがえる気がする。