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『ハチミツとクローバー』観た

何はともあれ、蒼井優がすばらしかった。みごとに「はぐ」だった。森田と初めて会ってから、スケッチブックの取り合いをするまでの一連のシークエンスなど、本当に「あーはぐが動いてるなあ」というふうで、非常に魅せられた。
ストーリー全体は、おおむねコミック版の3巻から4巻くらいまでのエピソードを元にして恋愛関係をより進めた感じであり、そのため各キャラクターの掘り下げはそれほどなされていない。森田はただの天才だし、理花が原田を失った理由とか修ちゃんとの関係は表面的にしか描かれていないわけだ。その分森田とはぐの天才同士のコミュニケーションに入れない竹本の疎外感とか、真山をあきらめきれない山田のあふれでる気持ちとかに焦点が合わされていて、よりストレートな恋愛ものになっていた。長さに制限のある映画化にあたっては正しい取捨選択だったと思う。
なお、竹本が主人公でありながら狂言回しみたいなっており、結果としてちょっとアホの子見たいにキャラ付けされていて不憫でした。
あとは

  • 堺雅人の魅力全開の修ちゃんだったけど、もうちょっとはぐ愛を感じられるようにしてもよかったかも
  • 山田役の関めぐみは宣伝写真なんかでみるとちょっとおとなしい美人に見えますが、実際見ると気の強さと弱さをうまく演技していてとっても山田

ともあれ、蒼井優のすばらしさと中村獅堂(修復士)の小芝居が印象に残る映画でした。