『ランコントル』ジョルジュ・アルヴァニタス

もっているピアノトリオ・アルバムの中でベスト3にはいる愛聴盤。非常に端正な音楽を聞かせてくれる。どこをとっても無駄がないが、1曲目のFootprintsのテーマとベースラインとの絡め方、7曲目のBoliviaのテンポのよさ、9曲目のGoodbye Poke pie Hatのブルージーな中にもヨーロッパの香り漂うアドリブが印象的。8曲目のEast of The Sunはゲストボーカルとしてケイコ・リーが参加して明るく歯切れのよい歌声を聞かせてくれる。ジョー・チェンバースのベースソロもうまい。
『3.a.m.』/『COCKTAIL FOR THREE』のころのハードバップぶりから考えると、「これが円熟か」と思う。

ランコントル

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