オタカル論争を遠く離れて

まあ、この論争から遠くに離れざるを得ないよなーミリオタってのはさ、というだけの話。の『オタクVSサブカル』の加野瀬ばるぼら対談によれば、オタクは「いい年して子供喜ぶような趣味を享受している大人」(大意)で、サブカルは「カウンターカルチャー的マイナー趣味」(大意)ということになる。じゃあそのどっちにも入らないミリオタはどういう立ち位置にいればいいのよ、とつい呟きたくなるわけ。おそらくこれはミリオタだけじゃなくて、カメラとかオーディオとか鉄道だとかいった旧来型の趣味(なんだろうね、レガシーホビーとかオールドホビーとでもいえばいいだろうか)にも共通する問題なんじゃないだろうか。「オタク」(でもおたくでもなんでもいいんだけれども)という言葉が一般に定着したせいで、「流行に関係ないスポーツ以外の趣味」にのめりこんでいる人が「オタク」とカテゴライズされるようになったわけなんだけれども、こういう論争のとき「旧来型趣味のオタク」は仲間に入れないわけで、なんだかなあと思う。様態が違うのかなあ。例えば「メインストリームのオタク」(=アニメとかマンガとか特撮とかのオタク)は非モテの話で先鋭化しやすいのに、「旧来型の趣味のオタク」はそうでもない(「高い交換レンズ/アンプを買ったら妻の目が怖い」みたいな話とか多い・もちろん非モテもいると思いますが)。まあ、これは平均年齢の差なのかも知れんけど。あと、前述の「旧来型の趣味」を持ちつつ「メインストリームのオタク」である人も割と多いのが状況を複雑にしているような気がします。
とか延々書いているうちに、「でもお前はどうせ“エッタたんハァハァ”とかいって『ガンスリ』読んでんだろ?このロリヲタが!」と俺の中の人が言い出しました。「いや別にトム・べレンジャーが義体化されたスナイパーに、という話でもきっと楽しめるよ?」という反論を思いついたのですが、それはほとんど『ユニバーサル・ソルジャー』であって、そりゃ楽しめるだろうと思いました。そして僕はトリエラが好きです。